書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

"かくかくしかじか"と読みます。見たもの、聞いたもの、感じたことを書いてます。

ばってん少女隊のライブに行くと、なんだか落ち着く

10月15日、ばってん少女隊のフリーライブに行った。6月に開催された森ノ宮キューズモールでのフリーライブ以来なので4か月ぶりになる。

朝7時から6時間のバイトを終え、その足で電車に乗り込んだ。

早朝バイトによる睡眠不足、6時間立ち仕事でヘトヘトの足、久しぶりに乗り始めた自転車のせいで張る太もも、バイトの荷物で重たいリュック、ドラッグストアで買った700gのグラノーラと中々に厳しいコンディションで約1時間かけて会場の最寄り駅である河内天美へと向かう。(ほぼ自滅)

河内天美から徒歩15分ほどで会場であるセブンパーク天美に着いた。映画館もあり、以前から行きたいとは思っていたものの、「急行」はまだしも「準急」ですら止まらない「普通」専用駅で降りるのはめんどくさかったため、この機会に来れてラッキーだった。

到着したのが15時。時間つぶしのためにセブンパーク天美をうろうろしていると、1部の特典会も終わったところだったので、施設内のいたるところにカラフルなファッションに身を包んだ人たちが散らばっていた。アイドルイベントならではの光景である。

元よりバイトの兼ね合いもあるので2部しか見に行けないのは決まっていたが、SNSを見ていると1部で『MEGRRY GO ROUND』をやっていたと知って少し悔しかった。『MEGRRY GO ROUND』は大好きな曲で、提供したフレデリック色の強い原曲も好きで、バリバリにアレンジの効いた柏倉隆史(Dr)が参加したライブ音源も大好きだ。(スミスの意味の分からないMVも)

 

 

16時前にイベントスペース「AMAMI STADIUM」に着く。

いや、サイネージでっか!!

吹き抜けいっぱいにそびえたつ巨大なLED。セブンパーク天美のホームページを見たら約520インチらしい。そもそもインチにゆかりが無いからよく分からないが、最近買った自転車のタイヤが27.5インチなのでそれの約19倍だと思うとなんとなく凄いことがわかる。インチにおける「.5」ってきしょいサイズだ。

優先観覧券は持っていなかったので、2階の一般エリアで見ることに。

優先エリアに続々と入っていくファンの方々を見ていると、別に面識もないし話したこともないが、よく見る顔の人がちらほらと見えた。その人たちは、自分がばってん少女隊を知ってから約6年前からずっと応援し続けているのだ。勝手に馴染みの顔として認識してしまっているのは申し訳ないが、なんかその人たちを見つけると嬉しくなる。自分がばってん少女隊を知って、初めてイベントに行った時から地続きな感じがして。経た年月を感じられると同時に、あの頃の気持ちも思い出せる。

16時を少し過ぎたあたりでフリーライブが始まった。

セットリストはこんな感じ

1.OiSa
2.和・華・蘭
〜MC〜
3.南風音頭
4.虹ノ湊

4曲とも19日発売のアルバム”九祭”に収録されている曲でセットリストが構成されていた。メンバーが登場し、キラーチューンである『Oisa』が始まるとあっという間に手拍子で一体感が生まれていた。本当に何回聴いても聴き飽きない中毒性の高い曲。

『和・華・蘭』と『南風音頭』は初めて聴いたけど、1、2曲目のクールでかっこいい印象の曲と、3、4曲目のわちゃわちゃした楽しい印象の曲とのギャップがよかった。

『Oisa』以降の路線も好きなのだが、やっぱり初期の元気はつらつなばっしょーも好きなので上手く共存しているのは素直に嬉しい。楽曲の幅広さが感じられるのがばっしょーのライブに行く度に安心する一因だと思う。

それに商業施設のフリーライブということもあって、ライブ中にペチャクチャ喋るおじさんや無邪気に走り回る子ども、絶対誰かは分かっていないがスマホの写真機能を使いたいがために隙間から連写するおじいちゃん(もちろん撮影禁止)、と普段のライブでは絶対にいないような客層もライブをのぞき込んでいた。このガヤガヤした感じもフリーライブならではな感じがしてちょっと嬉しかった。

 

 

 

多分、ばってん少女隊を見て安心するのは、自分にとってのアイドルの原点に近いからだと思う。

思えば、初めてアイドルライブデビューはばってん少女隊だった。コールや振りコピなんて一切分からなかったが、それでもとても楽しかった記憶がある。アンコールの『おっしょい』はぶち上がっていた。あの経験があったからこそ、そこからアイドルのライブに定期的に通うようになったのだ。

昔からばってん少女隊はリリースするたびに、キャンペーンの一環で大阪でフリーライブをよくしてくれている。その都度、自分は足を運んでいた。時にはCDを買い、ツーショット会に参加したこともある。あんまりにも自分が話すのが下手すぎて大事故を起こしたこともある。あんなにカワイイ苦笑いを見ることは後にも先にもないだろう。

 

これだけ定期的に通っているアイドルはばってん少女隊だけなので、気づけば勝手に「帰る場所」になっていたのかもしれない。

年月を感じて感傷に浸っているのは「あの頃はよかったなぁ」という過去にとらわれているわけではなく、メンバーが変わろうが、レーベルが変わろうが「ばってん少女隊はばってん少女隊だなぁ」と思わせてくれるからである。それはパフォーマンスも然り、ファンの雰囲気も然り。メンバーはずっと可愛いし、会うたびに可愛さが増していってる。眼福。

ずっとフリーライブばかりに行ってライブには行けてないので、また大阪でライブがあれば久しぶりに行こうと思う。

新しいアルバムも楽しみだ。

ばってん少女隊のライブに行くと、なんだか落ち着く

九祭

九祭

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