書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

"かくかくしかじか"と読みます。見たもの、聞いたもの、感じたことを書いてます。

延長戦で正真正銘の判定勝ち

3月末に、小中学生時代の友人に連れられてパチンコ屋に初めて行った。

久しぶりに話したかったのと、人生で一度くらいはパチンコを打っておいた方が役に立つと思い、デビュー戦を組んだ。結果は4000円負けだったが、友人がそこそこ勝ったため補てんしてくれて負けはチャラ、かつその後お寿司を奢ってくれた。(後で聞いたら、どうやら人に優しくして得を積むためだったらしい)

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1、2週間後、友人に騙される形で再戦が組まれたが、またも4000円負け。前回負けた分と同じだったので、勉強代としては払う価値があったのかなとも思う。

「1万円以内の負けは勝ち」

というルールにより、お金は減ったが判定勝ちとなった。

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そして、実はこの第2戦の後、すぐに第3戦が開催されていた。

 

 

 

一緒にパチンコを打っていた面々で、お寿司屋に行った後のことだった。まだ時刻は18時を回ったところで、大阪市内の繫華街から帰るには少し早い時間。

「この後、どうする?」

「パチンコっしょ」

食い気味だった。ショッピングやエンタメ、観光には目もくれず、真っ先に浮かんだのがギャンブルのようだった。

1万円のお会計も5000円・3000円・2000円のどれを払うかじゃんけんで決めるギャンブラーならではの発想で済ませ、そそくさとパチンコ屋に向かう。

 

正直なところお金が減ったショックで行きたくなかったが、これまで友人に言われてきたことを実践せずに帰るのはもったいないとも思ったので、第3戦は財布の中にあった5000円を元手に本気で当てることにした。

今までは何となくで打っていたが、それはパチンコ台にも失礼だとようやく分かった。

1円パチンコに逃げる選択肢を無くすため、4円パチンコしかないお店を選び入店。

友人たっての希望で「北斗無双」を並び打ちすることになった。

 

 

 

5000円を台に食べさせて、早速打ち始める。やはり1パチと違ってジャブジャブお金が溶けていく。それでも「絶対に当てる」と信じて打ち続ける。

すると2000円ほど使ったあたりで、当たる予兆がなかった台から急に大当たりが当たったのだ。(1番いいやつらしい)

友人たちは隣から祝福の声をかけてくれ、人生で初めての当たりらしい当たりを経験することが出来た。右打ちを続け、さらなるプラスに向けて打ちまくるが、あっという間にRUSHは終了。第2戦同様、1回だけで終わったし、またしても友人に「ガッツポーズが足りない」と怒られた。

 

 

 

その後も打ち続け当たることなく5000円を使い切ったが、それでもその1発が急所にヒットし見事な有効打。このままいけば、これまで負けた分を取り返せるほどの判定勝ちだった。

しかし5000円で早々に当てた自分に対し、「3万円使ってからがパチンコだ」という格言を残した友人はまだ黙々と打ち続けている。ここからが長かった、店内をウロウロしたり、外で風に当たったり。友人が店から出てきたので終わりかと思ったら、ATMでお金を卸しに行くだけだったり。とにかく待った。

一緒に打って待てばよかったのだが、1パチもないし、「5000円」と決めて臨んだ勝負なので、この先突っ込んでも当たりは無いだろうと思っていた。

結局、2時間ほど何もせずに待った結果、パチンコ台から1発もパンチを貰うことなく、見事な判定勝ちを収めた。