書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

"かくかくしかじか"と読みます。見たもの、聞いたもの、感じたことを書いてます。

きのホ。という最高のアイドルがいるので、世間はなんとか気づいてくれませんかね?

昨年の夏ごろ、SNSで知り合った友人からYouTubeのリンクと共に1通のLINEが届いた。

「めっちゃビビッときてんけど、だいぶ良くない?」

YouTubeのリンクはとあるアイドルグループのMV。

この友人は音楽ライターをやっていたこともある信頼のおける友人で、元々音楽の趣味が似ていることから知り合った。大きなお笑いの大会の時以外(年2回)は連絡を取らないその友人が、いきなり連絡をくれるということは相当なことである。

少し既読をつけるのを遅らせていると、続けてこんなLINEを送って来た。

「あの頃のスターダスト好きな人は全員好きやと思うわ」

スタダからアイドルにハマった自分としては聞き捨てならない推薦文。

そんな運命的な出会いをしたのが「きのホ。」だった。

 

 

グループ名:きのホ。(kinopo)

メンバー(右→左)

・御守ミコ   【保冷剤ブルー】
・小清水美里  【なんともいえないオレンジ】
・御堂莉くるみ 【3日放置グリーン】
・桜寝あした  【内出血パープル】
・小花衣こはる 【生焼けピンク】

こんなアイドルが居てもいいんじゃないっ!?

劣等感満載!?京都で共同生活をしながら活動中のリアルタイムアイドル物語!

向かう先は、ハッピーエンドなのか!?それとも?
PROFILE | きのホ。(kinopo) OFFICIAL WEB SITEより引用

きのホ。は京都を拠点に活動する5人組のアイドルグループである。

読みは「きのぽ」で「きのうまではジティブでした!」を省略したものがグループ名に採用されている。

当初は2.5次元アイドルとしてデビューし、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『ピューと吹く!ジャガー』で知られる漫画家のうすた京介が漫画・キャラクターデザインとして関わっていた。(現在は運営から離れている)

 

ここまでの情報だけでは、なぜ友人がそこまで熱心にレコメンドしてくるのかが正直分からなかった。王道のカラー分けに少し特殊な設定が乗っただけではないか?

しかし友人は言う。

「YouTube見漁ってたら普通にオタクになってしまった」

曲を聴けば分かるらしい。

友人を信じ、送られてきたリンクをタップした。

 

 

1stフルアルバム『ブリリアント帰り道』の1曲目に収録されている『開幕自分宣言』

なぜにそこまでオススメするのかがこの1曲で伝わって来た。

まずは圧倒的な個性。

声色から歌い方、髪色から顔のタイプまで不揃いである。このアンバランスさを一切潰さない個性を活かした曲の作りを見て、“ありがちなアイドル”という偏見は取っ払われた。『開幕自分宣言』というだけあって、自分たちの押し出したいカラーや意気込みがこの1曲に詰め込まれており、自己プロデュースが完璧にできている。

 

また、このMVを見れば分かるようにスタッフ陣が有能。

オーディションから一貫して個性を重視するプロデューサー。

彼女たちの言いたいことを代弁するかのような楽曲を提供するハンサムケンヤ。

映像作家・杉本晃佑によるインディーズアイドルにしてはありえないクオリティのMV。

振り付けにも数々のアイドルの振り付けを担当する竹中夏海を起用するなど、豪華でありながら信頼のできる布陣になっているのだ。

昔から「いいアイドルにはいい運営あり」と思うことが多々あるのだが、きのホ。はかなりいい環境で活動を行えている。

 

 

それでいて、その環境に甘えていないことが分かるのが彼女たちのライブパフォーマンスである。

自分たち目当てのお客さんが多いわけではないアイドルフェスの中で、目の前のお客さんを楽しませるだけでなく、しっかりと爪あとを残そうとする勢いを感じる。全力パフォーマンスに好感を覚えるのは自分だけではないはずだ。

「あの頃のスターダスト好きな人は全員好きやと思うわ」

友人のこの発言の真意は初期のももクロを彷彿とさせる“いい意味でコンセプトの決まってない楽曲達”“ハングリー精神剝き出しの熱のこもった全力パフォーマンス”だったのだ。

なるほど、納得である。

 

気付けば、すぐにサブスクで配信されていた1stアルバム『きのうまではポジティブでした!』、1stフルアルバム『ブリリアント帰り道』を全て聴くぐらいにはハマっていた。

 

 

そして、先日2ndフルアルバム『リビングデッド』がリリースされた。

配信シングル『DANGER!』『魂リリース』の収録曲4曲含む計10曲が収録されている。

『ゲイン』『リビングデッド』『あなたはそうだろう』といったアルバム曲も捨てがたいが、自分は再録された『魂リリース』が一番好みだった。

ハンサムケンヤが手掛けるきのホ。の楽曲の魅力は「遊び心が光るコミカルな歌詞と本音が見え隠れする心の叫びのようなメッセージ性の強い歌詞とのメリハリ」だと思っている。

配信シングルの段階から『魂リリース』はその色が強いと感じていた。

全力パフォーマンスで挑む彼女たちだからこそ似合う楽曲だ。

魂リリース

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きのホ。は売れる要素しかない。

「あとは見つかるだけ」

テレビ関係者かメジャーレーベルか、はたまたインフルエンサーかSNSか。「見つかる」の定義も多種多様になってきたが、そう思っているし、そう願っている。

友人から勝手にバトンを引き継いで、こうしてきのホ。との出会いや魅力について書き走って来た。

これを知らない人が読んで、勝手にバトンを受け取ってもらえるとありがたい。

好きなアーティストが「見つかる」

そんなお手伝いが出来れば幸いです。

リビングデッド

リビングデッド

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