先日、久しぶりに外出する機会があった。
地獄の肉体労働4連勤を終えた翌日、仲良くしている後輩が出演する演劇を観に行く予定を前々から入れていた。4回公演の千秋楽回で、午後5時から。
自分はせっかく外に出るならいろんな予定を詰め込みたいタイプなので、当日の演劇までのスケジュールを入れた結果、午後0時30分からずっと好きだったアイドル「TEAM SHACHI」のフリーライブ、その後昼ごはんを食べて演劇、という流れに決まった。
昼ごはんをどうするか考えた結果、乗り換えの途中にあった「まこと屋」に行くことにしたのだ。
ここ1年、卵・乳成分アレルギーを持つ自分でも食べられるお店を探している。その中で、たまたまInstagramで同じ境遇の方がアレルゲン対応されている外食を紹介しているアカウントを見つけ、それきっかけで実際に行ったお店もある。
以前書いたマメトコナもそこで見つけた。
今回もそのアカウントで紹介されていたお店で、せっかくの機会だからと行くことにしたのである。
TEAM SHACHIのフリーライブを観に行った後、電車で少し移動し「ラーメンまこと屋 福島総本店」へ。お昼時は少し過ぎていたものの日曜日ということもあって、奥行きのある店内にはそれなりにお客さんがいた。
カウンター席に案内されて、メニュー表を確認する。
事前にホームページでアレルギー表は確認したものの、更新されていない場合があるので心配だったのだが、メニュー表にもしっかりQRコードが添付されており安心。さらにその横には「店内にもアレルギー情報を用意しているので店員にお申し付けください」との文字が。
アレルギー表にも”何に使用しているか”が明記されているため、トッピングを除いたりして食べれることが出来る。
ラーメンまこと屋は関西を中心に全国に店を出しているラーメンチェーンで、郊外のロードサイドに店を出したり、お品書きにはお子様メニューもあるなど家族連れでも入店しやすいような店づくりを意識している。
アレルギー表もしっかり掲載しているのは、そういった気遣いからなのかもしれない。
もう一度アレルギーを確認し注文。
まこと屋の看板メニューは2つ。
『牛じゃんラーメン』と『鶏じゃんラーメン』
この2つをベースにトッピングでバリエーションを生み出している。
『鶏じゃんラーメン』は卵麵を使用しているため卵アレルギーの人は食べられない。
今回はシンプルな『牛じゃんラーメン』とLINE公式アカウントで貰えるクーポンを使って『餃子』も頼んだ。
「麺の硬さは?」
店員さんからの突然の問いかけに一瞬びっくりした。アレルギー表を掲載しているラーメンチェーン(ラーメン横綱、ぎょうざの満州など)では、麵の硬さを聞かれないので慣れていなかったのだ。
「普通で」
程なくして、頼んでいたメニューが届いた。
美味そう
インスタントやお店などでアレルギーでも食べれるラーメンをいくつか食べてきたが、人生初“白湯”。それだけで嬉しいものである。
早速いただく。
もちろん美味しい。
『牛じゃんラーメン』の麺は『鶏じゃんラーメン』と違い小麦の風味を引き出すため卵を使っていない。そのこだわりのおかげで食物アレルギー持ちでも食べることが出来るのだが、この麺がとにかくいい。細ストレート麺を採用していて小麦の風味と麺のコシを感じさせるために少し硬めに設定してある。「普通で」と頼んだがそれでも少し硬さを感じたほどである。その分、スープとの相性は抜群で、白湯スープとの絡みやすさが際立つ。
スープも牛骨から出汁を取ったクリーミーな白湯スープで、コクが半端じゃない。スープ飲みたさにレンゲの出勤も増えていた。それぐらいスープだけでも飲みたくなる味で、ラーメンで初めて食後にスープだけで楽しんでしまった。(さすがに健康を考えて飲み干しはしませんでしたが)
具のきくらげの食感もいいアクセントになっていて、あっという間に平らげてしまった。
オマケ程度に頼んだ餃子もモチモチタイプの皮で脇役として優秀。
お会計も820円とリーズナブルな価格でお腹もお財布も大満足となった。
もっとアレルギー表を掲載してくれるお店が増えてくれないかなと思う。
アレルギー表を既に掲載しているお店も「アレルギー表を掲載していますよ」と告知してくれないかな。
今回、たまたまインスタグラムで知れたからよかったものの、それがなければ気づかずにこの味にたどり着けなかったかもしれない。
また「ラーメンまこと屋」には行きたい。
次は絶対に『熟成背脂醤油ラーメン』を頼む。