書書鹿鹿 ~かくかくしかじか~

"かくかくしかじか"と読みます。見たもの、聞いたもの、感じたことを書いてます。

冬が近づくについてのあれこれ

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この文章を書いてすぐ、あっという間に夏は去っていった。毎年アラバスタと冬島を往復しているだけ。二季の日本。

暑いという一本槍で戦う夏に対してあれだけ憎悪を持ち合わせていたのに、手放したら手放したで少し寂しく感じる。それは自分の今夏が充実していなかったからというのもある。充実していたらしていたで寂しく感じるのだろうが。で、夏が恋しくなってまた来年の6月ぐらいに買い戻して後悔なんかしたりする。一生学ばないし、一生学べない。

 

 

この季節頼りになった半袖たちも、もう通用しなくなってしまった。暑さ耐性はあったものの寒さ耐性がない。モンハンの装備みたい。午前6時に家を出てバイト先へ向かうため自転車に跨った一漕ぎめで、半袖じゃ防ぎきれない冷たい風の洗礼を浴びる。我慢してたどり着いた職場で社員さんが「もう限界やろ」と言ってくる。その通り、いろんな面で。さすがに寒すぎるので、シャツを1枚羽織るようにしている。そこは学べる。

 

 

夏が過ぎ去って、これまでびくびくしていた冬がグッと距離感を縮めてくる。

「夏がいた時は何もしてくれなくなったくせに、いなくなった途端威張り散らすんだな」

『ちびまる子ちゃん』の永沢君よろしく嫌味を言ってみるが、冬将軍とやらは耳が遠いらしい。聞く耳を持たないやつは厄介だ。

先日もゴミ収集のバイトをしていると一人の老人がさっき通った収集車がゴミを回収してくれなかったと喚いている。自分がゴミ出しを遅れたこと、そしてさっき通ったのは一度回収し終えてたまたまもう一度同じルートを通っただけであるということを話しても一向に聞く耳を持たない。社員と2人、とびきりの愛想笑いを置き土産にその場を立ち去った。

冬将軍も人の気持ちが分からなくなっているのだろうし、自分の都合を押し通そうとしてくる。そうじゃないと、この寒さはおかしい。多分部下からも嫌われているのだろう。冬参謀や冬騎馬隊、冬足軽なんかは聞いたことがないからだ。

自分を「冬将軍だ」と名乗っている厄介な街のおじさんの可能性もある。可哀想。

 

 

近所の小中学校では運動会や体育祭が行われていた。ごみ収集をしているとルートにある学校で季節感を把握することもある。もうすぐで母校の学祭もある。それが終われば本格的に冬がやってくる。冬が近づくということはいろいろと決めないといけないことが多いということだ。

先日、サークルの後輩とご飯に行っていろいろと話している中で自分のやりたい方向性が少しずつ見えてきた。コミュニケーションって大事。その目標を実現するために来年度の予定を少しずつ決めていく。まずは第一段階をクリアした。ここからまだまだ決めなければならない。段階が多すぎる。

冬場はかなり精神的に参ってくるが、何とか乗り切らなければ。

いろいろ決まればSNSも制限しよう。